ブラック介護施設の運営陣は介護士を怖ろしいほどの低賃金で雇い、時間・労力・可能性・人生を根こそぎ搾取する悪の存在です。
ブラック介護施設がはびこり続けているから、介護業界に対する悪いイメージが社会に蔓延してしまうのです。
だから介護士になりたいという人は激減し、多くの施設が人手不足に苦しむことになってしまうのです。
さらには、ブラックな介護施設が経営を維持していくことができてしまうと、介護士の処遇改善を遅々として進ませないことにもなってしまいます。
なぜなら、
「適当に処遇改善しました的なことをやっておけば、ギリギリ介護士が働いてくれるんだからマジな処遇改善を頑張ってする必要なんてないんじゃね?」
と、国(政府)は考えてしまうからです。
介護士として働きやすい環境を作りたいならば行動を起こすべきです。
だからといって難しいことは必要ありません。
ブラック介護施設は最速で「退職」してしまうだけでいいのです。
どんどん介護士が辞めてしまえば、ブラックな介護施設運営できなくなってしまうからです。
なぜブラック介護施設は存在し続けるのでしょうか?
その第一の理由は「そこで働く介護士がいるから」です。
介護士が退職しまくってしまい、運営困難に陥ればブラック介護施設は潰れます。
これは簡単な理屈です。
ブラックな介護施設を重度の人手不足に陥らせ、運営困難にして潰してしまえばいいのです。
ボクはハローワーク経由で介護業界に転職してしまい、超絶ブラック介護施設で「このままでは死んでしまうかもしれない」と思うほど、ハゲるような辛い経験をしました。
約2年間の地獄の日々……。
その後、派遣介護士という働き方に出会いブジに転職成功。
現在はホワイトな有料老人ホームで派遣介護士としてガッツリと稼ぎながら、自由度の高い働き方ができています。
この2つの経験から、
- 「ブラック介護施設で理不尽に耐えガマンして働き続ける必要はない!」
- 「ブラック介護施設がはびこり続けることが介護士の処遇改善を遅らせる一番の理由なんだ!」
- 「ブラック介護施設の存在が介護業界のイメージを猛烈に悪くさせているのだ!」
- 「ブラックな介護施設から介護士はドンドン退職して潰してしまえばいいのだ!」
という考えにいたりました。
ブラックな介護の職場で搾取され苦しんでいる介護士のアナタ。
もうそんな辛い日々から抜け出しませんか?
お疲れさまです。
40代・現役「派遣」介護福祉士の小林です。
ボクは三流大学卒業後職を転々とし、フリーター&ニート生活を経験。
行きついた先がサービス残業80時間/月は当たり前の地獄級ブラック介護施設(老健)でした。
そのブラック介護施設で2年間働きましたが「このままでは死んでしまうかもしれない……」と思い、40代にして派遣介護士として働くことを決断。
友人たちからは「無謀だろ!」「アホか!」と言われましたが……
現在はきらケア派遣に登録し、高時給(1700円)+高待遇のホワイト介護施設(高級有料老人ホーム)で派遣介護士として働き、心身ともに安定してガッツリと稼ぐことができています。
介護職に特化した優良派遣会社「きらケア派遣」に登録するメガ盛り級のメリットだけではなく、知っておくべきデメリットについても知りたい方はコチラの記事をお読みください。
ブラック介護施設を辞めることは全然悪いことではないのです。
むしろ介護業界・介護士の処遇改善につながる正しい行動なのです。
この思いをわかっていただけるよう、できるだけ丁寧にこの記事を書きました。
目次
介護士の心と体を蝕むブラック介護施設の特徴
この記事を読まれているあなたは、ブラック介護施設の「異常さ」にどっぷりと浸かってしまい、もしかしたら「正常な感覚」がマヒしてしまっているかもしれません。
ブラック介護施設で働かれているあなたの感覚が正常なのか?異常なのか?を再確認するために、以下にあげている項目をチェックしてみてください。
- サービス残業は当たり前で「タダ働きをさせられている」という感覚が介護士の中でマヒしている。
- 有休は「とれなくて当り前」という間違った考えが蔓延している。
- 運営陣が押し付けてくる「利用者の方を第一に考えなさい」という薄っぺらい理想をその通りだと思っている。
- 業務の改善・効率化を図るための技術・設備にお金をかけないのは普通だと思っている。
- 制服の洗濯や施設内の掃除は介護職員がやるものだと思っている。
- 問題・事故が起こったらすべて現場の介護士の責任だと思っている。
- 問題のある高齢者を受け入れてしまうのは仕方がない事だと思っている。
- モンスター家族からのクレームをすべて現場の介護士に丸投げされても仕方がないと思っている。
- プリセプター制度の導入などの新人教育体制がまったくできていなくても普通だと思っている。
- セクハラ・パワハラ・いじめが当たり前のように横行してもあきらめている。
- 働く人たち全員が劣悪な違法運営を「黙認」している。
このようなことが「当たり前」になってしまっていたら、あなたはブラック介護施設の劣悪な運営陣に洗脳されてしまっていることは確実でしょう。
これってもの凄く異常なことなのです。
介護士を人として考えず、モノとして使い捨てのように考えているのです。
そんなところで働き続けてはあなたの魂は腐ってしまいます。
ブラック介護施設は速攻退職し潰すべきなのです。
ブラック介護施設が潰れないと介護士の処遇が改善されない理由
安い給料・サービス残業当たり前・有休もろくに取れないようなブラックな環境でも働いてくれる介護士は、国(政府)・ブラック介護施設の経営者からしたら非常に都合のいい存在です。
なぜなら介護士の立場に立った、介護職の重要性・存在価値を認め、社会的評価が高くなるような「真の処遇改善」を行わなくても、ブラックな環境で働いてくれる介護士がいる限り、
「ま、無理して処遇改善(待遇改善)に力を入れることもないか。面倒くさいから」
という考えを国(政府)・施設経営者はしてしまうからです。
国(政府)や施設経営者はできる限り「お金」を使いたくはないですし、面倒はことはしたくない訳ですからね。
厳しい言い方ですがブラックな環境に耐え一生懸命に働く常勤介護士の存在こそが、介護士の真の処遇改善を遅らせ、社会的地位を低くし続け、介護士の人手不足を加速させてしまっているのです。
だからこそ、ブラック介護施設は速攻で退職すべきなのです。
介護業界のイメージをクリーンなものにし、介護士の処遇改善を促進させるには、ブラック介護施設をどんどん潰していくべきなのです。
ブラック介護施設撲滅運動の結果⇒ホワイト介護施設が現れる
ブラック介護施設には介護士が集まらず、潰れてしまうということが明確になれば、介護施設の運営母体の法人・企業は運営方法を改善をせざるを得なくなります。
まったくおかしなことですが、介護業界ではブラック介護施設の運営方法がビジネスモデルになってしまっています。
それがブラック介護施設がバンバン潰れて、
- 「いままでのブラック・ビジネスモデルではもう限界」
- 「それでは稼ぐことができない」
- 「介護施設運営を継続させることすらできない」
ということが伝われば、自然とホワイトな運営方針が広がっていきます。
その結果、介護士の処遇が改善され、施設に入所する高齢者の方々の生活環境もより良いものとなっていくのです。
つまり、高待遇で働きやすいホワイトな介護施設が増えていくことにつながるわけです。
極論、暴論に思われるかもしれませんが、介護業界の根本的な改革にはブラック介護施設潰しが絶対的に必要なのです。
あなたはなぜブラック介護施設で働き続けるのか?
ブラック介護施設で搾取されていることがわかっていながら、疲れ果てながらもあなたが介護士として働き続けるのはなぜでしょうか?
それは、ボク自身もブラック介護施設を辞めたくて仕方がなくても、辞めることができなかったこんな理由があるからではないでしょうか。
理由①転職に不安がある
- 「転職先がまたブラックだったらどうしよう……」
- 「短い期間の転職じゃ雇ってもらえないんじゃないか……」
- 「また一から人間関係を築き上げていくのが大変そう……」
理由②転職活動が面倒
- 「またあの暗い雰囲気のハローワーク通いをするのかと思うと気が重い」
- 「自分の希望条件に合った施設を探し出すのが大変」
- 「施設ごとに履歴書を書いて面接をするのがめっちゃ面倒臭い」
理由③金銭的な不安がある
- 「安い給料で働いてきたため貯金がないため転職できない」
- 「介護士はどこも低賃金だと思うから転職しても意味がない」
理由④辞めることができない(辞めさせてくれない)
- 「パワハラ上司の妨害にあって退職届を出すことができない」
- 「同僚介護士の同調圧力で退職に踏み切れない」
だいたいこの4つがブラック介護施設から脱出できない、退職・転職に踏み切ることができない理由ではないでしょうか。
でも大丈夫なんです。
次の項目で解説する、ボク自身も実践している派遣介護士という働き方をすれば、この4つの問題はすべてクリアできるのです。
介護士として新しい未来へと第一歩を踏み出すことができるのです。
知ってほしいガッツリと稼げて自由度の高い派遣介護士という働き方
ブラック介護施設を辞めてくても辞められないという、板挟みの苦しい状況のあなたにぜひ知っていただきたいのが派遣介護士とう働き方です。
派遣介護士として働けば上記の4つの退職・転職時の問題、
- 転職に不安がある。
- 転職活動が面倒。
- 金銭的な不安がある。
- 辞めることができない(辞めさせてくれない)。
がすべてクリアできてしまうのです。
その理由を以下に具体的に解説します。
「転職に不安がある」の解決策
ボクが実際に利用している介護職に特化した派遣会社きらケア派遣に登録すれば、専属の人材コーディネーターが徹底的にあなたの転職をサポートしてくれます。
あなたの希望条件に合った求人情報を待っているだけ集めてきてくれるのです。
それだけではありません。
実際に施設に足を運ばなくてはわからない施設の内情、
- 介護士の人間関係
- 有休の消化率
- 施設長の人柄
- 離職率
- 働きやすさ
- 休憩時間の有無
などをチェックして情報提供してくれるのです。
だから、「転職先がまたブラック介護施設だった!」というような、最悪な状況を回避する確率を格段に高めることができるのです。
ちなみにボクははじめての介護業界への転職でハローワークを利用してしまい、とんでもない目にあってしまいました……。
介護業界での転職でハローワークの利用はオススメできない理由はコチラの記事にまとめてあります。
ハローワークの利用を考えている方は、大失敗をしてしまう前にぜひお読みください。
「転職活動が面倒」の解決策
転職活動が面倒だと感じてしまうのは、一人で転職活動を頑張ろうとしてしまうからです。
身も心も疲れ果てるブラック介護施設での激務から帰って、転職活動をするのって大変ですよね。
なんとかたどり着いた休日に転職活動をするのって気が重いですよね。
そんな問題も介護職に特化した派遣会社に登録することで解決します。
派遣会社のアドバイザーの方が求人情報の収集から日程の調整、アフターフォローまでフルサポートしてくれるからです。
しかも、一度派遣会社に登録してしまえば、派遣先を変更する場合にイチイチ履歴書を書き直す必要もありません。
あなたは一人で不安になりながら、面倒な転職活動を頑張る必要な無いのです。
「金銭的な不安がある」の解決策
きらケア派遣は給料を前払いで受け取れることができてしまうサービス「CYURICA(キュリカ)」と提携しています。
CYURICAはなんと最短で就業当日に給料の一部を、キュリカカードで駅やコンビニなどのATMから24時間365日引き出せることができてしまうシステムなのです。
働いた分以上は引き出すことができないため、借金になってしまう心配もありません。
「ブラック介護施設をなんとか辞めて転職先も無事に決まったけど、激安の給料だったから次の給料日まで生活費がたりない……」
というようなヤバい状況に追い込まれてしまった場合でも、CYURICA(キュリカ)カードさえあれば、なんとかしのぐことができるかもしれません。
「辞めることができない」の解決策
派遣介護士という働き方の大きな魅力の一つに「退職・転職時の面倒くささがない」というものがあります。
- この職場、自分には合わないな
- もっと他の介護施設で働いてみたいな
- もっと給料がいいところで働きたい
と思った場合は、「契約の更新をしない」を選択するだけでいいのです。
退職届を出す必要もありませんし、引継ぎをおこなう必要もありません。
自ら希望して2~3ヵ月で他の派遣先に移ることも普通にあるので、サックリと働く環境を変えることができてしまうのです。
また介護業界は他の業界とは違い、派遣切りに合う確率も極めて低いです。
なので安心して働くことができます。
あたなが今現在「ブラックな介護の職場を退職したくても辞めることができない問題」に苦しんでいる場合は以下の記事をお読みください。
パワハラ上司にあなたの退職を妨害されている場合は以下の記事をお読みください。
3つの対策方法をまとめています。
同僚介護士の同調圧力に悩み退職に踏み切れない方は以下の記事をお読みください。
退職を考えているあなたの考えが正常で、ブラック介護施設残留組の考えが狂っていることが確信できるようにまとめています。
ここでは書き切れていない、派遣介護士として働くことのメガ盛り級のメリットだけではなく、知っておくべきデメリットまで解説した記事はコチラです。
派遣介護士として働くことに迷われている方は一読されることをオススメします。
まとめ
ブラック介護施設で搾取され、心身ともに疲弊しながらも働き続ける介護士の存在が、介護業界の悪化を助長し処遇改善を遅らせてしまうのです。
ブラック介護施設は潰してしまうべきなのです。
そのために一番簡単なコトは、介護士が退職しまくってしまうことなのです。
経験のある介護士ならば転職先に困ることはありません。
これは40代のボクが身をもって経験している事実です。
「でも、ブラック介護施設でも潰れてしまったら、高齢者の方々の行き場がなくなってしまう……」
と思われるあなた。
その考えが間違っているのです。
ブラックな環境で働く介護士が、高齢者の方々に質の高いケアサービスを提供できると思いますか?
ブラック介護施設が潰れることは、高齢者の方にとってもホワイトな介護サービスを受けられる施設に移るチャンスなのです。
ブラックな考えに洗脳されている人々にダマされていはいけません。
ブラック介護施設がこのまま生き残り続けることは、日本の未来を暗くし、あなたの老後も絶望に突き落とすこととなるのです。
退職後の選択肢として、派遣介護士というガッツリと稼げて自由度の高い働き方もあります。
ブラック介護施設で搾取され消耗しているあなた。
少しだけの行動を変えてみることで、あなたの人生が大きく変わるチャンスは今かもしれませんよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。