「介護職として働くならば正社員は当たり前でしょ!」
と、盲目に「正社員」至上主義を信じがちですよね。
でも、それってなんの根拠があるんでしょうか?
まず日本の社会全体の流れとして「終身雇用・年功序列の崩壊」があり、正社員として働くことのうま味が激減しています。
さらに、まだまだ発展途上で未熟な介護業界においては、正社員で働くことのデメリットの方がはるかにデカいのが現状なんです。
ボクは介護職が正社員雇用にこだわることはデメリットが多いとに気づき、派遣介護職として働きながら高待遇+自由度の高い働き方をすることができています。
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お疲れさまです。
40代・現役「派遣」介護福祉士の小林です。
この記事では介護職が正社員=安定という考えには根拠がないだけではなく、デメリットがめちゃくちゃ多い事実について徹底的に暴いています。
そして、「派遣」介護職という選択肢とメリットについても解説し、これからの「賢い介護職の働き方」を解説しています。
正社員介護士にこだわるばかりに、ブラック介護施設で奴隷のように働かせられているあなた。
はやく目を覚ましてください!あなたの貴重な人生は一度きりなのですから!
目次
介護職が正社員で働いても低賃金+重い責任+不安定しかない
ブラック介護施設で奴隷のようにこき使われ、心身ともに消耗しているあなたは痛感していることでしょう。
「安月給なのに激務で、人の命を預かるという重責が辛い……辞めたい……」と。
メチャクチャよくわかります。
ボク自身も正社員介護士として働いていたブラック介護施設勤務時代には、毎日、常に「辞めたい!辞めたい!辞めてやる!辞めるぞぉ~っ!!!!!」と思いながら働いていましたから。
こんな心身の状態で働く「正社員」介護職って、安定していると言えますか?
全然安定してませんよね?
正社員として働くメリットって、
・雇用が安定しているから?
⇒離職率がめっちゃ高い現在の介護業界ではこの言葉は無意味。
・福利厚生が充実しているから?
⇒いまでは派遣でも正社員並みの福利厚生が受けられるのが当たり前。
・終身雇用だから?
⇒日本ではすでに崩壊。
しかも、いまの介護業界で一つの職場で定年まで働く人なんてほとんどいない(メタルキング級のレアキャラ・金リオレイア並みの希少種)。
・昇給・昇格があるから?
⇒現在の未成熟な介護業界ではその恩恵が実感できない。
という訳で……今現在の介護業界で「正社員」雇用にこだわる必要性って……なんでしょうか?
ボクにはわかりません。
しかも、施設に直接雇用される「正社員」介護職は、無能・劣悪な運営陣の言いなりです。
ブラックな働き方を押し付けられます。
そのことについて詳しく次の項目で解説します。
「正社員」介護士は低賃金だけではなくブラックな労働環境がそろっている
現在の正社員介護士を取り巻く賃金環境は、一部のホワイト介護施設以外は「低賃金」が当たり前です。
地方の介護施設あっては生活保護以下の給料で、激務に耐えている介護士も珍しくありません。
しかし、正社員介護士が悲惨なのは低賃金だけではありません。
まさに奴隷として扱っているとしか思えない、劣悪な労働環境がアリ地獄のように待ち構えているのです。
●サービス残業・始業時間前業務の強要
●有給休暇が取れない・使用を拒否される
●低賃金に見合わない重責と多忙な業務
●かげ口・悪口・いじめ・パワハラの横行
●モンスター家族からのカスハラの横行
●利用者からの暴言・暴力・セクハラ野放し状態
●サービス残業・始業時間前業務・休日出勤の強要
あなたがいかに搾取され、心身ともに消耗してしまっているかを知るために、この劣悪な環境について詳しくみていきましょう。
サービス残業・始業時間前業務の強要
劣悪・無能なブラック介護施設の運営陣は、人手不足を業務改善・効率的な人員補充でおぎなおうとはしません。
マジメに働く正社員介護士にサービス残業、無償の始業時間前業務・休日出勤をさせることで帳尻を合わせさせます。
運営陣は面倒や金のかかることはしたくないので、現場の正社員介護士に責任を丸投げするのです。
施設に直接雇用されている、弱い立場(だと勘違いしている)である正社員介護士は、上の言うままに自身の人生の貴重な時間と労力をサービス=タダ働きをさせられて消耗してしまうのです。
有給休暇が取れない・使用を拒否される
休みながらも給料がもらえる有休の取得は労働者(介護職)の権利です。
使用者(運営陣)は有休の取得を拒否・制限することはできません。
有給休暇の申請をするときには理由を説明する必要もなく、書類を提出する必要もないのです。
なのに、「シフトが組めなくなるから」「業務が回らないから」と運営者側の都合で、正社員介護士に有休を取らせない。
これ、ブラックな介護業界では当たり前になっていますが、狂ってるとしか言えないことなんです。
でも、直接雇用である正社員介護士は耐え忍んで働いて、身も心も疲れ果ててしまうのです。
低賃金に見合わない重責と多忙な業務
正社員介護職は低賃金なだけではなく、その待遇に見合わない人の命を扱うという重責と、やってもやっても終わらない激務に毎日さらされます。
ブラックな介護の現場では人手不足が当たり前という洗脳状態に陥れられてしまい、無我夢中で働くことが日常になってしまいます。
なのに、低賃金……。
低賃金+重責+激務=正社員介護士、という中世ヨーロッパの奴隷制度のような、ヒドイ働かされ方をするのです。
かげ口・悪口・いじめ・パワハラの横行
どこの業界でも多少のかげ口・悪口・いじめ・パワハラの横行=人間関係の問題はあって当たり前です。
ですがブラックな介護の現場での人間関係は最悪です。
なぜなら、現場で働く介護職全員が劣悪な労働環境に疲れ果て、ストレス限界破裂に近い状態で働いているからです。
人間関係の悪化が度を越し、犯罪レベルまで達してしまうことあるぐらいです。
業務と人間関係の双方で追い詰められてしまうのが、正社員介護士という立場なのです。
モンスター家族からのカスハラの横行
カスハラ(カスタマーハラスメント)とは、「職員(店員)に対して理不尽で悪質なクレームを入れること」です。
ブラックな介護施設は問題のある利用者・家族も「来る者は拒まず」という間抜けな考え方で受け入れてしまうため、現場で働く正社員介護士はモンスター家族からのカスハラに苦悩する日々を過ごさなくてはなりません。
モンスター家族に目をつけられてしまったら退職しか道はありません。
なぜなら、正社員介護職をブラック介護施設は守ってはくれないからです。
守るどころか被害者である介護士を吊るし上げ、モンスター家族と一緒に叩く側に回ってしまいます。
こんなところで正社員として働く価値はまったくありません。
利用者からの暴言・暴力・セクハラ野放し状態
ブラック介護施設の運営陣はとにかくベッドを埋めることしか考えないため、明らかに問題のある利用者の入所も受け入れてしまいます。
- 介護士や他の利用者に暴言を吐きトラブルを頻回に起こす
- 介護士や他の利用者に暴力を振るい事件を起こす
- 女性の介護士にセクハラを平然としまくる
そんな問題行動をする利用者に介護の現場はかき回され、介護士たちは疲れ果ててしまいます。
ただでさえ多忙な業務をこなすだけで精一杯なのに、問題のある利用者の対応もしなくてはならないこの地獄……最悪です。
しかも、無能なブラック介護施設の運営陣はそんな問題のある利用者の対応も、「介護のプロなんだからなんとかしなさい」と、現場に丸投げでなんにも対処をしてくれません。
施設の利益、利用者やその家族に対する外面だけしか考えない職場。
そんなところで長く働き続けようとは絶対に思いませんよね。
介護職は2025年には約34万人が不足すると予想されている
厚生労働省が2018年に発表した「第7期 介護保険事業計画に基づく介護人材の必要数について」によると、介護職は2025年には約34万人が不足すると予想されています。
これはどういうことでしょうか。
日本社会の超・超高齢化がますます進行し、高齢者が激増するというだけではありません。
介護士を目指す人が圧倒的に足りないという事実があるからなんですよね。
そりゃそうですよ。
上の項目で明らかにした介護業界で「正社員」として働くデメリット、まだまだ未熟でブラックな労働環境があるのですから。
ホワイトな施設が少しずつ増えてきてはいるけれども、まだまだブラック色が濃い介護業界。
実はあなたも良く知っているこの事実を目の当たりにしても、まだ「正社員」雇用にこだわりますか?
就職先がブラックだとしても、正社員として一度就職してしまうと、簡単には退職・転職することもできませんよ。
日本社会は今後明けることのない夜のように超・超高齢化道を進み続けます。
なので介護職としての経験・スキルを身につけていれば、喰いっパグれることはまずないでしょう。
それだけ日本社会においては介護職は貴重で汎用性の高い職業です。
ですが、いまの介護業界では正社員で働く価値は正直あまりありません。
なので「派遣」介護士として働きながら介護用界の動向をうかがい、ホワイトな職場・自分に合った職場を探しながら働くという方法が、最も賢い介護業界での生き方であるとボクは確信しているのです。
【厳選】優良派遣会社・転職エージェント3選
★大手の派遣会社で安定して働きたいなら【かいご畑】 ★高待遇の派遣なら【きらケア介護派遣】 ★どうしても、正社員にこだわるなら【ミラクス介護】 |
【体験談】ボクが「正社員」介護士から「派遣」介護士に転職して手に入れたもの
ボクは他職種から介護業界へ転職する時に一人でヤミクモに転職活動をし、盲目に「正社員」雇用にこだわったばかりに、劣悪ブラック介護施設で2年間も地獄のような労働環境で働き、心と体を壊してしまいました。
しかし現在は派遣介護士という働き方に出会うことができ、心身のストレスを最小限に抑えて働くことができています。
具体的な派遣介護士のメリットとは、
・時給1700円という高待遇
・自由度の高い働き方ができる
・重責から解放される
この3つがとても大きいです。
派遣介護士にはその他にも盛りだくさんのメリットがあるので、次の項目で具体的に解説します。
派遣介護士というブラック介護施設に搾取されない賢い働き方がある
「正社員」介護士は施設に直接雇用されるため、ある意味いいなりで働かなくてはなりません。
ブラックな風潮がまだまだ強い介護業界では、雇用者である運営陣が上で介護士が下という主従関係が出来てしまいがちです。
ですが「派遣」介護士は登録した派遣会社の社員であるため、施設とは間接雇用=対等な関係なのです。
なので有給休暇の取得の拒否・サービス残業の強要などの無理難題を押し付けられることはできないのです。
万が一そのようなことになったら、速攻で派遣会社に通報すればいいのです。
派遣会社から厳重注意が派遣先の施設に入るため、安心して働くことができるのです。
他にも「派遣」介護士として働くメリットはたくさんあります。
- 高時給(1700円)で正社員よりも稼ぐことができる。
- 「この職場は嫌だ!」と思ったらすぐに次に移れる。
- サービス残業がない。
- 各種委員会や居室担当などの責任を負う必要がない。
- フロアミーティングや行事に参加する義務がない。
- 自分自身で稼ぎたい額を決められる。
- 有休が確実に消化できる。
- 面倒くさい人間関係(派閥など)に巻き込まれにくい。
- 施設に直接雇用されていないため意見・要望を言いやすい。
- 問題が起きても派遣会社が対応してくれる。
- 働きながら自分に合った職場を探すことができる。
こんなにも牛丼超特盛り+卵+味噌汁+ポテトサラダ級のメリットがあるのです。
派遣介護士は派遣会社に雇用されているため、万が一ブラックな職場に当たってしまったとしてもすぐに職場を変えることができます。
しかも、次の職場は登録している派遣会社のコーディネーターの方がすぐに探してくれるのです。
退職届を書いたり引継ぎをする面倒などありませんし、ハローワークに通って次の職探しをする必要もありません。
派遣介護士として働くメガ盛り級のメリットについてだけではなく、気になるデメリットについても知りたい方はコチラの記事をお読みください。
ボク自身の派遣介護士として働いてきた実体験から、派遣介護士として働くということを入浴後のビールのように飲みやすく=わかりやすく解説しています。
現役「派遣」介護福祉士がオススメする介護職専門の転職エージェント3選
「派遣介護士として働くメリットは分かったけど、どこの派遣会社・転職エージェントに登録すればいいの?」
と不安になりますよね。
でも大丈夫です。
ボクが実際に登録・利用した派遣会社5社+20以上存在する転職エージェントを徹底的に比較検討した結果から選び抜いた3社をご紹介します。
【厳選】優良派遣会社・転職エージェント3選
★大手の派遣会社で安定して働きたいなら【かいご畑】 ★高待遇の派遣なら【きらケア介護派遣】 ★どうしても、正社員にこだわるなら【ミラクス介護】 |
かいご畑
かいご畑は介護業界での派遣ランキングでは常に上位に君臨している、大手の優良派遣会社です。
・安心の大手企業
・取り扱う求人数が多い
・日本全国ともいえる対応地域
・無料で介護の資格を取得できる
・コーディネーター質が高い(全員が有資格者)
・コーディネーターが介護業界に精通している
・(*)厚生労働大臣の認可を受けている
(*)全国8万以上の業者のうち、160社しか認められていない「優良派遣事業者認定」に認定されているのです。
かいご畑は転職サービスで0.2%しかない国から「優良」と認められている転職支援サービスなのです。
かいご畑は20~50代、介護職初心者~ベテラン介護士まで、幅広い層に対応しています。
介護の資格を持っていない方にも、本来ならば10~20万円もの受講費用が必要な実務者研修を無料(0円!)で取得できてしまう、キャリアアップ応援制度があるのでとても安心です。
ボクも奥さん(デイケア勤務)も大変お世話になった、かいご畑の利用は介護職の派遣の王道といっていいでしょう。
かいご畑についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
ミラクス介護
「派遣」介護士の王道がかいご畑ならば、「正社員」介護士の転職の王道と言えるのがミラクス介護です。
ボクは派遣として働きながら自分に合った職場、働き方を選ぶのが最善だと思うのですが、中にはどうしても「正社員」としての転職成功を希望される方もいるでしょう。
そんな方にオススメなのがミラクス介護なのです。
・安心の大手企業
・利用者満足度96.7と高い
・取扱求人数が非常に多い(とくに首都圏は最大級)
・日本全国の求人に対応
・コーディネーターの質が高い
求人数・対応地域はスマイルSUPPORT介護がダントツに優れています。
また、運営会社が介護業界大手の長谷川ホールディングスという点も安心して利用できる要因です。
ですが、かいご畑のような資格が無料で取得できてしまえるような制度はありません。
ボクの周りでも正社員介護士としての転職成功率が高いのが、ミラクス介護なのです。
ミラクス介護についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
きらケア介護派遣
ボクが現在利用しているのが、1700円という圧倒的な高時給で働くことができるきらケア介護派遣です。
きらケア介護派遣の特徴はなんといっても、高時給の求人取り扱いに特化しているということです。
その他のきらケア介護派遣に登録するメリットは、
・安心の大手企業
・高待遇の非公開求人取り扱いに特化している
・無料で介護の資格を取得できる制度がある
・コーディネーターの質が高い
・無資格の方向けの求人も充実している
ただし、地方の小都市にはまだ対応をしていないため、首都圏や大都市以外の地方にお住いの方は「求人がない……」「派遣先がない……」ということもあるため注意が必要です。
なので、かいご畑ときらケア介護派遣の二つに登録して、求人の質・コーディネーターとの相性などを比較検討しながら派遣先を探すのが賢い方法と言えます。
すべてのサービスの利用は無料ですし、30秒~1分程度で簡単に登録できますので手間はかかりませんよ。
きらケア介護派遣について詳しく知りたい方は、コチラの記事をお読みください。
まとめ
まだまだ数は少ないですが、ホワイトな運営をしている介護施設も増えてきています。
そして、絶望的な超・超高齢化を突き進み続ける日本社会において、介護職は絶対的に必要とされる職業です。
何を言いたいかというと、間接雇用という施設と対等の立場で働ける「派遣介護士」として働きながら、介護業界の動向をうかがいつつ、スキルアップ+経験を積む働き方が、今後の日本社会では有効だということです。
街には高齢者が溢れかえります。
日本社会で一番経済的に裕福なのは60歳以上の高齢者です(だからオレオレ詐欺などの対象にされてしまう)。
介護業界以外のサービス業でも、介護職の有資格者が重宝とされる時代が訪れるでしょう。
そのときまで、派遣介護職として働きながら経験を積むことが賢い生き方であるとボクは確信しています。