モンスタークレーマー家族

介護士が最恐モンスタークレーマー家族にウツ病になるまで追い詰められた壮絶な話

介護士をうつ病まで追い込んだモンスタークレーマー家族

介護士はいそがしい業務をこなすだけでも精一杯なのに、追い打ちをかけるかのように大ダメージを与え、潰しにかかってくるモンスタークレーマー家族。

介護士のあなたならば一度は遭遇したことがあるのではありませんか?

モンスタクレーマー家族を世間にさらす
介護士に無理難題を押し付け疲れ果てさせるモンスタークレーマー家族の存在を徹底的に暴き世間に晒します!介護士を疲れ果てさせる理不尽なクレームをつけまくる、モンスタークレーマー家族。目をつけられてしまったら最悪です。 ブラック介護施設の運営陣は、介護士であるあなたを決してモンスタークレーマー家族から守ってはくれないのです。...

 

そんな最悪な経験がないあなたはとてもラッキーだといえるかもしれません。

最悪なモンスタークレーマー家族の実態を知ることによって、介護士としての自分自身を守るためのリスクマネジメントとしてお役に立てるのではないかと思います。

超・超高齢者社会において貴重な介護士という存在

 

お疲れさまです。

40代・現役「派遣」介護福祉士の小林です。

この記事ではボクの介護士仲間であった、おとなしく心優しいK君がモンスタークレーマー家族の標的になってしまった体験をリアルに書き記しています。

モンスタークレーマー家族のためにうつ病になるまで追い込まれ、人生を踏みにじられてしまったK君。

その無念を晴らすべく、徹底的にモンスタークレーマー家族の悪の所業を暴き、世間に晒していきたいと思います。

 

一部の介護士の起こした事件ばかりを取り上げているマスコミは異常です。

モンスタークレーマー家族の存在を、もっともっと大々的に取り上げるべきなんです。

まじめな介護士ほど苦しんでいる現状を世間は知るべきなのです。

心優しい介護士を潰したモンスタークレーマー家族との遭遇

介護士を疲れ果てさせる自己中心的なモンスタークレーマー家族

 

ボクがブラック老健時代で働いていた時のことです。

ブラック介護施設のワナに一緒にハマってしまった同期のK君(20代後半の男性)。

彼は口数が少なく不器用だけれども、誰に対しても心優しい青年でした。

 

入職して半年ほど過ぎたころでした。

80代の女性(脳梗塞後遺症・中等度右片麻痺)の高齢者の方が入所されました。

クセの強い方で特徴としては、

  • 右片麻痺ではあるが失語はなくお話し好き(特に悪口・うわさ話)。
  • 悪口が酷いため他の利用者の方とよくもめ事を起こす。
  • 根も葉もない職員のうわさ話を拡散する。
  • 介護士を見下すような態度をとり奴隷のように扱う。
  • チョットしたことでも最速でナースコールを押す。
  • 夜間は転倒のリスクが高いためベッド脇のポータブルトイレを使用することになっていたが、居室のトイレに行こうとする(その時はナースコールを押さない)。
  • 食事は左手でフォークとスプーンを利用して自力摂取していたが、上手く食べれないとキレて泣きわめく(感情失禁)。

という方であったため、一部の介護士たちは関わらによう避けていました。

 

でもこの女性利用者の方にとっての最大の問題点は、50代の息子の存在でした。

ボクがいままで出会ったモンスタークレーマー家族の中でも最恐・最悪です。

https://black-kaigo.net/2019/07/20/monsuta-kure-ma-2/

 

その息子は無職でヒマなためか(だったら在宅介護をすればいいのに……と思ってしまうのが正直なところでした)、毎日面会に来ました。

女性利用者の方はDM(糖尿病)があるため、食事制限があるのにもかかわらず、甘いものなど持ち込みが頻回にありました。

介護士が注意をしても「俺がいいって言ってんだからいいんだよ!」とキレられる。

なので黙認するしかありませんでした。

 

おとなしい介護士に牙をむくモンスタークレーマー家族

おとなしい介護士に牙をむくモンスタークレーマー家族

 

入所当初から「あの家族(息子)やばいよ」と介護士の間で問題視されていました。

案の定、1週間もしないうちに本領が発揮されはじめました。

マジメでおとなしいK君が居室に呼び出されたのです。

居室から戻ってきたK君の手にはA4の用紙が握られていました。

用紙には「介護をする上で絶対に守るべきこと」という見出しが付いていました。

その内容は、

  • リハビリパンツ・パットが汚れたらすぐに交換すること。
  • 食事は自力で完食させること。
  • 入浴は一番に入らせ着替えは必ず自力でおこなわせること。
  • 便失禁時には入浴日以外にも入浴させること。
  • ナースコールにはどんな時でも必ず一番に対応すること。
  • 自主訓練メニュー(起き上がり・立ち上がり・移乗動作・T字杖歩行訓練)は毎日「朝食後・昼食後・夕食後」の3回おこない、その際は介護職員が必ず付き添うこと。
  • 転倒・転落などの事故が発生した場合は施設側が全責任を負うこと。

……などなど、20項目以上の厳守事項が書かれていました。

 

この用紙を見たときのボクの正直な感想は「正気かよ……」というものでした。

常軌を逸した非常識なモノ、狂っているいっていいレベルのものでした。

さらにK君は「お前がうちの母親の介護に対する責任者だ。この厳守事項が守られなかった場合はお前が全責任を負え!」といわれてしまってのです。

1週間面会に通う間に、おとなしくて自分の思い通りになりそうな介護職員を品定めしていたのでしょう。

K君は「どうしましょう……」といって泣いていました。

 

それからのこと。

その息子が面会に来るたびにK君は呼び出され、大声で怒鳴られていました。

息子の圧力に心身とも支配されていたK君は、自分のスマホの番号まで教えてしまったため、休みの日まで電話をされていました。

これではまったく気が休まる暇がありません。

 

モンスタークレーマー家族から介護士を守ろうとしない劣悪ブラック介護施設の運営陣

介護士の苦しみ

 

K君がかわいそうすぎる、あの息子はモンスタークレーマー家族だと、介護主任が看護部長や施設長に訴えてくれました。

ですが「仕事だから仕方がないでしょ」と、まともに取り合ってもらえませんでした。

ブラック介護施設の劣悪な運営陣。

介護職を守ろうなんてみじんも考えていない。

K君が日に日に痩せていくことが目に見えてわかりました。

 

K君との夜勤の日のこと。

ボクは「退職」をすすめることを決意していました。

現時点でも人手不足で激烈に業務が忙しいのに、一人でも介護士が辞めてしまったら地獄級の忙しさになってしまう。

でも、疲れ果てているK君を見ていることができなかったのです(実は、ボクも転職する覚悟を決めていたのです)。

 

しかし現実は残酷なもので、事件はその夜勤の日に起きてしまいました。

就寝介助が終わり記録も一段落し、利用者の方々が寝静まったころ。

ボクたちはステーション内の椅子に腰かけ「退職」の話をしました。

ボクからの提案にK君は「もう限界だと思っていました。明けで家に帰ったら退職届を書きます」と即答をしました。

退職を決断したK君の表情からは、どこかホッとした様子がうかがえました。

 

その日はボクが先に休憩であったため、ステーションに隣接した仮眠室に向かいました。

めずらしく落ち着いた夜勤帯であったため、休憩は2時間きっかりと取れる予定でした。

日々の激務に疲れ果てていたボクは、ベッドの中に入るとすぐに眠りの淵に落ちていきました……。

……が、30分もしないうちに叩き起こされたのです。

 

眠気眼のぼんやりとした頭で、自分の置かれた状況を確認してみると、K君がベッドの隣に泣きそうな顔で立っていました。

「転倒事故が起きて流血しています!」

慌てて飛び起きてK君の後について行くと、利用者の方がベッド脇に仰向けに倒れ、後頭部から流血していました。

他のフロアに巡視に行っていた看護師のPHSに緊急連絡を入れました。

倒れている利用者の方は意識はあるが流血がヒドイため、救急車を呼ぶことになりました。

K君は今にも倒れてしまいそうでした。

転倒事故を起こした利用者の方は、あのモンスタークレーマー家族の息子がいる、80代の女性利用者の方であったのです。

 

モンスタークレーマー家族の理不尽な圧力にうつ病にまで追い込まれ潰された介護士

モンスタークレーマー家族の理不尽な圧力にうつ病にまで追い込まれ潰された介護士

 

K君の話によると、転倒した女性利用者のセンサーマットからのナースコールは鳴っていたが、その時には他の利用者の方のトイレ介助のコール対応をしていたためすぐに行くことができなかった。

トイレ介助を終えて駆け付けると、すでに仰向けに倒れていたとのことでした。

朝になり、転倒事故の報告と謝罪をするために、ご家(モンスタークレーマー家族の息子)に電話を入れました。

受話器を持つK君の手はガタガタと震えていました。

電話では約2時間、息子からの激怒の叱責を受けていました。

その様子ははたから見ても悲惨そのものでした。

ですが、それでお終いではありませんでした。

 

転倒事故があった翌日(ここからは上司である介護主任に話を聞きました)。

K君は介護主任・看護部長と共に女性利用者が搬送された病院に、モンスタークレーマー家族である息子に呼び出されたのです。

病院での診断結果は後頭部打撲による裂傷で3針縫い、硬膜下血腫のリスクはあるがとりあえずは骨折などもなく大丈夫だということでした。

 

もちろん診断結果の報告で終わるはずがありません。

4人部屋の片隅にK君、介護主任、看護部長は立たされ、3時間以上も息子から怒りのクレームを延々と受けさせられたのです。

怒りの矛先はほとんどがK君でした。

何十回謝罪の言葉を述べても、決して許されることはありませんでした。

 

3時間が過ぎ、怒り疲れたモンスタークレーマー家族の息子からはK君に向けて、「お前を絶対に許さないからな」という呪いの言葉が吐き捨てられ、ようやく3人は解放されました。

病院から出ると看護部長からは「反省文を明日提出しなさい」という、人とは思えない冷酷非道な言葉がK君に投げつけられました。

もう涙すら出ない、顔面蒼白なK君からは「はい」という、聞き取れないほどの小さな返事が聞こえたそうです。

あまりのも悲惨な様子を見るに堪えられず、介護主任は車でK君を自宅まで送りました。

車中のK君は憔悴しきりいまにも消えてしまうそうな感じでした。

そして介護主任は感じたそうです「K君はもう限界だ」と。

その後、K君が出勤してくることはありませんでした。

体調不良で休みたいという連絡が3日続いた後、退職届が郵送されてきました。

 

一月後、K君をたずねました。

玄関先にK君は出てくることはなく、お母さんが対応してくださいました。

精神的に追い詰められたK君は不眠状態が続き、食事も食べられなくなり体重が激減。

見るにみかねたお母さんが付き添いメンタルクリニックを受診。

診断結果は心身への継続的な強いストレスによる「うつ病」とのことでした。

その後も時々K君にはLINEをしましたが、既読はついても返信がされることはありませんでした……。

介護業界を蝕むモンスタークレーマー家族という害悪×介護士を守らない劣悪ブラック介護施設

介護士は使い捨てと考えるブラック介護施設

 

マジメで利用者の方にも優しい、立派な介護士であったK君。

モンスタークレーマー家族に目をつけられてしまったがために、うつ病になるまで追い込まれ、逃げるように退職せざるを得なくなってしまいました。

ボクは断言します。

K君は狂っているとしか言いようがない、モンスタークレーマー家族に人生を踏み潰されてしまったのだと。

モンスタークレーマー家族から介護士を守ろうとしない、劣悪無能なブラック介護施設の運営陣に、人生を無残に搾取されてしまったのだと。

 

転倒事故が起きてしまうことは仕方がないから、許すべきだと言っているわけではありません。

転倒事故は100%防ぐことができない現実があるのです。

しかも、人手不足で介護士が疲れ果てているブラック介護施設では、事故が起きてしまう確率が高くなってしまうという現実を世間一般に知ってほしいのです。

介護士の質が低い、プロ意識が低いと介護士を否定する前に、介護士が置かれている非常に厳しい現状を知ってほしいのです。

介護の仕事の大変さを知らず、「誰でもできる仕事」だと見下している、介護業務の現実を知らない世間の人達に知ってほしいのです。

 

しかも介護業界には、モンスタークレーマー家族という害悪が年々増え続けているのです。

介護士だけが悪いのではない。

介護士に責任をなすり付けるだけの社会では、超・超高齢化社会を突き進んでいる日本の介護士不足問題は絶対に解決しません。

モンスタークレーマー家族という害悪があることも、しっかりと認知し対策をしていかなくてはならないのです。

 

さいごに

まじめで心優しい介護士であったK君。

彼はもう二度と介護業界に戻ってくることはないでしょう。

それどころか、うつ病になってしまったため社会復帰すらままならない状態です。

介護士として一生懸命働いていても、モンスタークレーマー家族に目をつけられてしまう危険性はあるのです。

 

ブラック介護施設の運営陣はモンスタークレーマー家族から介護士を守ろうなんてみじんも思ってはいません。

  • ブラック介護施設(事業所)で働いている……
  • モンスタークレーマー家族に目をつけられている……

そう感じたら、すぐにその場から去ることです。

頑張って働き続けても決していいことにはなりません。

 

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