テレビやネットで大々的に報道された2つの介護施設で起こった連続殺人事件。
その一つが2014年、神奈川県の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で起こった、3人が転落死した連続殺人事件。
もう一つが2017年、岐阜県の老健「それいゆ」で起こった、5人の死傷者を出した連続死傷事件。
介護の仕事に関わるあなたならば強い関心を持ったことでしょう。
そして「うちの介護施設でもあり得るかもしれない……」と思ってしまったでしょうか?
そんなあなたはブラック介護施設で安い給料+劣悪な職場環境=慢性的な人手不足で激烈に忙しい業務に心身ともに消耗する毎日を過ごされているのでしょう。
「こんなことってうちの施設ではありえない……」と思われたあなたは、数多くのブラック介護施設のワナをかいくぐり、ホワイト介護施設で働くことができている幸せな介護士の方なのでしょう。
ちなみにボクの場合は、数年前の劣悪ブラック介護施設で働いてた当時でしたら「マジで他人ごとじゃない……」と思っていたに違いありません。
しかし現在は派遣介護士としてホワイトな職場に巡り合うことができたため、「うちではまずこんな事件はありえない」と思えています。
介護士として働かれているあなた。
あなたの現在はどちらですか?
お疲れさまです。
40代・現役「派遣」介護福祉士の小林です。
ボクは三流大学卒業後職を転々とし、行きついた先がサービス残業80時間/月は当たり前の地獄級ブラック介護施設(老健)でした。
そのブラック介護施設で2年間働きましたが「このままでは死んでしまうかもしれない……」と思い、40代にして派遣介護士として働くことを決断。
正直友人たちからは「無謀だろ!」「アホか!」と言われましたが……
現在のボクはホワイトな労働環境で高時給(1700円)+自由度の高い「派遣介護士」として働き、結婚もして心身ともに安定しながらガッツリと稼ぐことができています。
介護士としては、
- 老健(正社員・超絶ブラック介護施設:2年勤務)
- 有料老人ホーム(派遣・夜勤専従)
- 高級有料老人ホーム(派遣・夜勤専従)
- 特養(派遣・フルシフト)
- 高級有料老人ホーム(派遣・フルシフト)
の介護施設勤務を経験しています。
現在はきらケア派遣に登録し、高時給+高待遇のホワイト介護施設(高級有料老人ホーム)で派遣介護士として働いています。
ボクがブラック介護施設から無事脱出(退職)し、高時給(1,700円/時)で自由度の高い生活を手に入れることができたのは派遣介護士として働く道を選んだからです。
ちなみにボクが勤めている東京都の最低賃金は985円なので、その約1.7倍の時給を稼ぐことができています。
1,700円の時給で一日8時間で一月に22日(週休二日)間働いた場合、概算で約30万円という額を介護士として稼ぐことができるのです。
しかも、
- 働きだした初月から
- サービス残業なし
という条件でです。
高時給で質の高い派遣介護士の求人情報を取り扱うきらケア介護派遣について詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
- ハロワ通いなどの転職活動の面倒がなく
- 転職失敗の確率を下げられ
- 自分に合わない職場だと思ったら2ヵ月で簡単に転職でき
- 退職の手続きなど面倒が一切なく
- 人間関係に悩むリスクを最小限に抑えられ
- しかも正社員よりも稼ぐことができる
そんな派遣介護士という働き方は、処遇改善がまだまだ進んでいない介護業界では最強の働き方だとボクは断言できます。
あなたも転職の選択肢に入れてみる価値は十分にあるのではないでしょうか?
ただし、あなたが無資格の状態でブラック介護施設からの脱出(転職)を考えられている場合は、きらケア介護派遣よりもかいご畑がオススメです。
かいご畑についての詳細はコチラの記事にまとめてありますので、読んでいただけると理解が深まります。
かいご畑をオススメする一番の理由は、自費ならば10~20万円もの費用が必要となる「実務者研修」が無料で取得できてしまう制度=キャリアアップ応援制度があるからなんです。
しかも、働き先を紹介してもらえて、仕事をしながら実務者研修を取得できてしまうため、生活費に困ることもありません。
2重に経済的負担を削減できてしまうかいご畑は、無資格での介護業界転職組にはめちゃくちゃ心強い味方なんです。
人手不足の介護業界では無資格でも経験があれば転職先には困りません。
ですが、より高待遇でホワイトな職場で働く確率を高めるには、実務者研修を持っているに越したことはありません。
この記事では二つの殺人事件がなぜ起こってしまったのかを、
- ブラック介護施設
- サイコパス介護士
という二つのキーワードから探ってみたいと思います。
この記事を読まれたことが、あなたの介護士としての危険回避の助けになれば幸いです。
目次
2つのブラック介護施設で起こってしまった連続殺人事件の詳細
この2つの殺人事件は「ブラック介護施設」という環境に、「サイコパス介護士」が紛れ込んだことによって起こった殺人事件だと思っています。
そのことを順を追って理解していただくために、まずは2つの介護施設で起こってしまった連続殺人事件について要点をまとめてみます。
有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で起こった連続殺人事件とは?
2014年11月~12月にかけて、相次いで3人の入居者の方(87歳男性・86歳女性・96歳女性)が転落死した事件。
2016年、2015年に同ホームで繰り返し窃盗をおこなった容疑ですでに逮捕されていた、今井容疑者(23歳)を殺人容疑で逮捕した。
刑事訴訟:死刑(2018年時点で控訴中)
有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」連続殺人事件の異様性
事件発覚当初はたった1ヵ月の間に、真冬の深夜に認知症高齢者の方が120㎝もある柵を自ら乗り越えて、次々と飛び降りたとされていた。
後に今井容疑者が認知症の高齢者の方を転落死させていたことを供述する。
つまりは、今井容疑者が3人もの認知症高齢者の方を120㎝の柵を乗り越えさせ、投げ落として殺したということなのです。
そして今井容疑者は連続殺人の罪を犯した後にも平然と同施設で働き、他の利用者の方々の金品を盗むという罪を重ねているのです。
ちなみに今井容疑者は介護職未経験ではありましたが、国家資格である「救命救急士」の資格を持っていたとのこと。
なぜ今井容疑者は「人の命を救う」ための資格である救命救急士を取得しながらも連続殺人を犯し、さらに窃盗(被害総額200万円以上)という罪を重ねることができたのでしょうか?
普通でしたら絶対に考えられないことではないでしょうか。
老健「それいゆ」で起こった連続殺傷事件とは?
2017年、老健「それいゆ」において5人もの認知症高齢者の方が死傷(3人死亡・2人がケガ)した事件。
2019年2月3日、90代の女性利用者に対する傷害容疑で元介護職員の小鳥容疑者(33歳)を逮捕した。
小鳥容疑者は殺傷事件への関与を全否定している。
老健「それいゆ」連続殺傷事件の異様性
2017年、7~8月の3週間という短い期間で、1つの老健(100床)内で5人もの認知症高齢の方々が次々に死傷した。
2019年2月に逮捕された小鳥容疑者(33歳)は事件への一切の関与を否定しているが、死傷した5名全員に関わっていたのは小鳥容疑者のみ。
死傷者した多くの認知症高齢者の方々が、脳挫傷や肋骨を骨折して肺に刺さるなどという、常軌を逸した虐待(暴力)を受けたと思われる。
小鳥容疑者は老健「それいゆ」で働く前にも、2015年から他の老健で介護職として働いていた。
その老健での小鳥容疑者の激昂(激怒・ブチ切れ)ぶりは有名で、介護業務中に突然怒りだし車いすを蹴り飛ばすことが何度もあった。
上司から注意されても反省の色が見られず、問題行動が繰り返し見られる小鳥容疑者は「何をするかわからない」と警戒され、夜勤から外されていたとのこと。
次に、連続殺人事件が起きてしまった2つの介護施設が「ブラック介護施設」であったということを明確にするために、具体例を挙げて解説します。
有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」がブラック介護施設だと断定する理由
知れば知るほど驚く「Sアミーユ川崎幸町」のずさんな施設運営体制・ブラック介護施設っぷりです。
なかでも驚愕の3つの理由を解説します。
転落死が連続しても何の安全対策もナシ
これには「マジかっ!」と思わず声が出るほど驚きました。
事件・事故に関わらず転落死が1件起きてしまった時点で、再び事故が起こらないように対策を練って防止策を実行することが何よりの急務です。
「連続」して3件もの転落死事故が起こっても何の安全対策も行わない……ひど過ぎるというかある意味凄すぎます。
高齢者・介護士の存在を金儲けのための「使い捨ての道具」と冷酷に割り切っている=これだけで十二分にブラック介護施設確定でしょう。
ボクが働いていた超が付くほどのブラック介護施設でさえ安全対策委員会あり、毎月の転倒・転落事故についての検証と安全対策が練られていました(ただし委員会への出席はサービス残業でしたが……)
あまりにもいい加減、無責任すぎる運営陣に怒りを通りこし虚無感さえ感じます。
コンピューター管理の分単位に区切られた介護業務管理システム
介護業務は「ライン表」と言われる業務表で管理されていたそうです。
ライン表はコンピューターで割り出され、【○○様トイレ誘導】【△△様口腔ケア】とスケジュールが15分単位で区切られています。
分単位で介護業務が区切られているため、個人の裁量でそれぞれの高齢者に合わせた介護サービスをおこなうことはできません。
帰宅願望の強い認知症高齢者の方の頻回な訴えを傾聴し、その時々の状態に合わせた対応などということはできないのです。
介護業務は自動車部品を組み立てる期間工のライン作業とはまったく異なる対人サービスです。
利用者のことなどまったくお構いなしで、こちら側の都合に合わせた計画表通りに介護業務が進んでいくなんて絶対におかしなことです。
介護の現場を知らない運営陣が、頭の中だけで組み立てた業務システムなのでしょう。
破綻することは当然です。
事実、連続転落殺人を犯した今井容疑者以外にも、このシステムに振り回され過ぎたSアミーユ川崎幸町の介護士たち4人が、高齢者の方の虐待をする事件が明るみになっています。
この高齢者虐待事件はたまたま明るみになった、加害者である介護士としては運が悪かったと思ってしまうような、氷山の一角である事件でしかないのでしょう。
モンスター家族への対応がまったくなされない
介護施設には大変手のかかる利用者の方が入所してくるだけではありません。
介護サービスに対する要求が異常に多すぎる、常識の範囲を超えたサービスを求めてくる、高圧的・パワハラのような態度で介護士を見下し要求を突き付けてくる、やりたい放題のモンスター家族と言われる存在もあります。
Sアミーユ川崎幸町で実際にあった例として、
自分の親だけは特別扱いしろと言い、細かく要求を書いた書面を突き付けやっていないと大騒ぎをしてもすべて言いなり。
高齢の親を虐待していた息子が週に何度も施設に来て居室で酒を呑み、ドンちゃん騒ぎをしても野放し状態。
「高齢者の方はお客様」=「金づる」という考えが徹底している施設ほど、モンスター家族から介護士を守ろうなんてまったく考えない典型です。
最上級に位置するほどのブラック介護施設っぷりです。
モンスター家族に対しては、現場で働く介護士だけでは対応しきれません。
上層部・運営陣が介護士を守るべく毅然とした態度で、
- 「お一人だけを特別扱いすることはできません」
- 「他の方に迷惑がかかる行為はおやめください」
- 「不満があるならば他の施設にお移りください」
と接するべきです。
しかし、事件当時の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」では、介護士を上層部が守るという姿勢がまったく見られません。
老健「それいゆ」がブラック介護施設だと断定する理由
老健「それいゆ」の事件について調べてみたところ、連続殺傷事件が起きるのは必然だったのではないか?と思えるようなブラック介護施設状態でした。
5件もの連続殺傷事件が起きてしまっている
この事実は、
- リスクマネジメントがまったくできていない。
- 利用者の方の命が軽視されている。
- 介護職にサイコパス・シリアルキラー(連続殺人犯)が紛れ込んでいる。
- 事件が大事になるまで隠蔽(いんぺい)している。
ということを表している=驚愕のブラック介護施設であるといえます。
その他にも、
事件発覚当初は「監視カメラはない」と理事長が「嘘」を言っていた
しかし、1週間もすると「認知症フロアには8台もの監視カメラが設置されていた」という事が明るみになりました。
この事実はどういうことなのでしょうか?
理事長は面倒になることを恐れ「嘘」をついていたのでしょうか?
理事長は監視カメラが設置されている事実すら知らなかったのでしょうか?
まぁ、いずれにしてもヒドイ運営者=ブラック介護施設確定としか言いようがありませんよね……
と!これだけではないんですよ。
なんと、設置されていた監視カメラは8台のうち半分の4台が「故障」していたのです!
5割もの監視カメラが稼働していなかったという事実。
利用者の方の離設防止・死角での転倒転落などの事故発見を早めるための設置だとしたら、なんともいい加減であるとしか言えません。
監視カメラが設置されていた場所の一つがデイルームであったことは明らかになっているので、職員監視の意味も強かったのでしょう。
なので職員としては「不快」でしかないため、カメラが壊れていたことがわかっていても放置していたのでしょう。
運営陣と現場で働く介護職員との間に、信頼関係がまるでない状態だったわけです。
余談になりますが、監視カメラの設置については賛否両論あると思います。
ボクの意見としては「死角(利用者の方の離設防止)」や「防犯のため(通用口・駐車場)」の設置はすべきであると思います。
なので、デイルームやステーション内には監視カメラの設置は必要はないと考えています。
なぜなら防犯のためのカメラではなく、まさに「職員(介護士)の監視」のためのカメラだからです。
家族の許可なしに認知症利用者の方にGPSタグをつけていた
これはボクが現在、派遣介護士として勤めているホワイトな職場である超高級有料老人ホームでは絶対にありえないことです。
なにか変更をおこなう場合は必ずご本人とご家族に了解を取ります。
それに、GPSタグというものすらありません。
超絶ブラック介護施設(老健)勤務時代は職員配置は3:1(利用者の方3名に対して職員1名の体制)でしたが、現在ボクが派遣されている超高級有料老人ホームの職員配置は1.5:1という非常に手厚いモノです。
職員配置の多さだけではなく、入所されている利用者の方々の介護度も軽い方が多いため、GPSが必要ないのです。
極度の人手不足でやむを得ず、認知症の方の離設防止のためにGPSタグを使用したのでしょう。
なので介護職員を責めることはできないと思います。
介護士の方がそのような選択をせざるを得ない、ご家族に連絡をする余裕すらないようなブラックな職場環境であったのでしょう。
常時求人募集をおこなっていた
これはもはや説明の必要がないでしょう。
ブラック介護施設の第一条件に上がるぐらいですからね。
常時求人募集の広告を出しているということは、
- 給料が安く低待遇のためすぐに介護職が辞めてしまう
- 超慢性的な人手不足
- 激烈に忙しい現場のため人間関係が最悪……
ということが手に取るようにわかります。
また求人広告費ばかりにお金をかけていて、介護士の待遇面の改善をまったく行おうとしていないということもわかるので、地雷ブラック施設確定といっていいでしょう。
ブラック介護施設で働き続けるということは、運営陣にあなたの人生を搾取され、心と体を必要以上に消耗してしまうだけではありません。
介護業界の進歩・改善を遅らせていしまう「社会悪」的な行為になってしまうのです。
そのことについて詳しく解説した記事はコチラです。
ブラック介護施設で洗脳され、身動きが取れなくなってしまっているあなた。
ぜひ読んでいただければと思います。
2つの介護施設での連続殺人事件の容疑者はサイコパス介護士ではないのか?
2つの介護施設での連続殺人事件の容疑者について調べてみたところ、Sアミーユ川崎幸町の今井容疑者、老健「それいゆ」の小鳥容疑者とも「サイコパス」なのではないか?と思える事実が多く見つかりました。
それぞれに具体例を挙げて検証したいと思います。
有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」の今井容疑者のサイコパス介護士と思える言動
☑3人の利用者の方を転落死させた後にもSアミーユ川崎幸町に平然と勤務し続け、さらに利用者の方々の金品を盗むという窃盗事件(19回の窃盗:被害総額200万円超)をおかしている。
☑連続転落死事件の関与が疑われ、夜勤を外され、日勤のみの勤務となっても働き続けている。
☑連続転落死事件後に連続窃盗事件が発生し、その事件への関与も疑われすべての介護業務から外され庭掃除などにまわされても働き続けている。
☑虚言癖があった。
① ダブルワークで大学病院の救命救急のアルバイトをしていると嘘をついていた。
② 妹が死んだと嘘をついて1週間の休暇を取った。
③ 競馬で万馬券が当たったからと嘘をついて、窃盗で得たお金で同僚に高級店で奢っていた。
☑淡々と仕事をこなし仕事も早かったため介護職としての「評価は高かった」。
☑利用者の方が連続して死亡する直前に「死を他の職員に予言」している。
老健「それいゆ」の小鳥容疑者のサイコパス介護士と思える言動
老健「それいゆ」の前に勤めていた老健での小鳥容疑者の様子
☑感情のコントロールが難しく、利用者の方の車いすでの移動介助をしている時に突然怒りだし、車いすを蹴るとばすことが何度もあった。
☑仕事態度を上司に注意されても反省する様子はなく、3ヵ月の試用期間が過ぎても正社員採用をされることはなかった。
☑介護の仕事量が不平等だと怒りだし大声で叫ぶようなことが度々あった。
☑このような状態であったため、他の介護職員は腫れ物に触るように接していた。
☑なにをするかわからないと警戒されていたため夜勤は外されていた。
老健「それいゆ」での小鳥容疑者関与と思われる連続殺傷事件
2019年2月3日に90代の女性に対する傷害容疑で小鳥容疑者は逮捕をされましたが、まだ現時点では「容疑者(犯罪の疑いをかけられたもの)」という扱いです。
ですがこれまでの経過から、5人(3人死亡・2人重傷)の殺傷事件に関与している可能性は非常に高いといえるでしょう。
☑3人もの認知症高齢者の方を殺害し、2人の方に大けが(肋骨骨折・肺挫傷)を負わせていながらも、施設側から退職を勧告されるまで働き続けていたのです。
普通の精神状態の人がこのようなことができるでしょうか。
最後に……
派遣介護士が2つのブラック介護施設での連続殺人事件について考えてみました。
その結果、2つの介護施設で起こってしまった連続殺人事件は、ブラック介護施設という低賃金+最悪な労働環境=圧倒的な人手不足という状態が招いてしまったといっても過言ではないでしょう。
なぜなら、ブラック介護施設運営者は悪い意味で来る人は拒まず、というか、人を選んでいるようなヒマはないからです。
とにかく業務を回すためにだけを考えて人を入れて(採用して)しまう。
その人がサイコパスの可能性があろうがなかろうがです。
この2つの連続殺人事件の被害者となってしまったのは、認知症の高齢者の方々でした。
ですが、サイコパス介護士の犯罪の対象となるのは利用者の方だけとは限りません。
なぜならサイコパスは自分さえよければいいからです。
他人のことなんてどうだっていいのです。
同僚である介護士にもサイコパス介護士の犯罪の刃が向けられる可能性も当然あるのです。
ブラック介護施設はサイコパス介護士にとっては働きやすい、身を潜めやすい環境なのです。
ブラック介護施設でサイコパス介護士の犯罪の的になってしまい、地獄を経験する前にすみやかに転職するのが得策なのではないのでしょうか。
- 「そんなこと言ってもパワハラ的な引き止めにあってすぐに辞めれないんだよ!」
- 「辞めたとしても転職先がブラックではない保証なんてないだろ!」
という悩みがある方には「退職代行サービス」と「派遣介護士という働き方」があることを知ってほしいのです。
退職代行サービスはあなたにかわって退職時の面倒をすべて代行してくれて、即日退職を可能にしてくれるめちゃくちゃ便利なサービスです。
退職代行サービスは最近テレビ(NHKの「クローズアップ現代+」など)でも取り上げられるほど注目度が上がってきています。
その中でも、低価格・定額制で利用価値が高い退職代行サービスSARABA(さらば)について徹底的に調べて解説した記事はコチラです。
ボクは以前は常勤(正社員)の介護士として働くことにこだわっていました。
ですが、「直接雇用の常勤(正社員)介護士は圧倒的に搾取されやすい立場にある」という事実に気づいてしまったのです。
そして、真の処遇改善が行われるまでは「派遣介護士」として働くことが最強の働き方であるということを身をもって理解したのです。
派遣介護士は派遣会社に雇用されているため、万が一ブラックな職場に当たってしまったとしてもすぐに職場を変えることができます。
しかも、次の職場は登録している派遣会社のコーディネーターの方がすぐに探してくれるのです。
退職届を書いたり引継ぎをする面倒などありませんし、ハローワークに通って次の職探しをする必要もありません。
その他にも、
- 高時給(1700円)で正社員よりも稼ぐことができる。
- 「この職場は嫌だ!」と思ったらすぐに次に移れる。
- サービス残業がない。
- 各種委員会や居室担当などの責任を負う必要がない。
- フロアミーティングや行事に参加する義務がない。
- 自分自身で稼ぎたい額を決められる。
- 有休が確実に消化できる。
- 面倒くさい人間関係(派閥など)に巻き込まれにくい。
- 施設に直接雇用されていないため意見・要望を言いやすい。
- 問題が起きても派遣会社が対応してくれる。
こんなにも牛丼メガ盛り+卵+味噌汁+ポテトサラダ級のメリットがあるのです。
派遣介護士として働くメガ盛り級のメリットについてだけではなく、気になるデメリットについても知りたい方はコチラの記事をお読みください。
ボク自身の派遣介護士として働いてきた実体験から、派遣介護士として働くということをフレッシュジュースのように飲みやすく=わかりやすく解説しています。
ブラック介護施設で働き続けるということは、サイコパス介護士にいつ地獄に突き落とされるかわからないという危険を高い確率で抱えているということです。
便利なサービスを賢く利用して、あなたの人生を明るい方へと方向転換すべき時はいまなのではありませんか?
【出典・引用元】
・川崎老人ホーム連続殺人犯の元同僚が証言「私が見た“闇”の実態」
・(毎日新聞)小鳥容疑者、骨折女性に介助時一人で暴行か 介護施設5人死傷
・岐阜の介護施設連続死傷事件で元職員の男逮捕(共同通信)-Yahoo!ニュース