ボクは約2年間、超が付くほどのブラック介護施設で働いた経験があります。
その時のボクの心理は、
- はじめての介護の職場だからすぐに辞める訳にはいかない……
- ボクが辞めてしまったら他の介護職の方々に迷惑がかかる……
- ボクが辞めてしまったら利用者の方々に迷惑がかかる……
- ボクが辞めてしまったら業務が回らなくない……
- 安い給料でも「ボランティア精神「奉仕の心」で働かなくてはならない……
- いくら介護職でも40代じゃ仕事が見つからないだろ……
などなどと、社畜精神の思い込み洗脳状態で勝手に自分自身を追い詰めていたのです。
金儲けのことしか考えない、介護サービスの質の向上・介護職の処遇の改善なんてまったく眼中にない、劣悪経営者にとって実に都合のいい「奴隷」と化していたのです。
5年間介護の現場で働き、派遣介護職として高時給で自由度の高い働き方を手に入れた現在、以前のボクの思い込みがいかに「社畜精神の思い込み洗脳状態」だったのかということが心から理解できます。
この記事では、ブラック介護施設で頑張って働き続けることがまったくあなた自身のためにならないということだけではなく、日本の超超高齢化社会・介護業界の未来のためにもならない=社会悪なのだということを解説しています。
本来ならば、まじめで頑張り屋の介護士の方ほどバカを見るようなことがあってはならないのです。
しかし現実の介護業界では、働き者のまじめな介護士ほどブラック介護施設経営者の奴隷になりやすいのです……。
お疲れさまです。
40代・現役「派遣」介護福祉士の小林です。
ボクは三流大学卒業後職を転々とし、行きついた先がサービス残業80時間/月は当たり前の地獄級ブラック介護施設(老健)でした。
そのブラック介護施設で2年間働きましたが「このままでは死んでしまうかもしれない……」と思い、40代にして派遣介護士として働くことを決断。
正直友人たちからは「無謀だろ!」「アホか!」と言われましたが……
現在のボクはホワイトな労働環境で高時給(1700円)+自由度の高い「派遣介護士」として働き、結婚もして心身ともに安定しながらガッツリと稼ぐことができています。
介護士としては、
- 老健(正社員・超絶ブラック介護施設:2年勤務)
- 有料老人ホーム(派遣・夜勤専従)
- 高級有料老人ホーム(派遣・夜勤専従)
- 特養(派遣・フルシフト)
- 高級有料老人ホーム(派遣・フルシフト)
の介護施設勤務を経験しています。
現在はきらケア派遣に登録し、高時給+高待遇のホワイト介護施設(高級有料老人ホーム)で派遣介護士として働いています。
ボクがブラック介護施設から無事脱出(退職)し、高時給(1,700円/時)で自由度の高い生活を手に入れることができたのは派遣介護士として働く道を選んだからです。
ちなみにボクが勤めている東京都の最低賃金は985円なので、その約1.7倍の時給を稼ぐことができています。
1,700円の時給で一日8時間で一月に22日(週休二日)間働いた場合、概算で約30万円という額を介護士として稼ぐことができるのです。
しかも、
- 働きだした初月から
- サービス残業なし
という条件でです。
高時給で質の高い派遣介護士の求人情報を取り扱うきらケア介護派遣について詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
- ハロワ通いなどの転職活動の面倒がなく
- 転職失敗の確率を下げられ
- 自分に合わない職場だと思ったら2ヵ月で簡単に転職でき
- 退職の手続きなど面倒が一切なく
- 人間関係に悩むリスクを最小限に抑えられ
- しかも正社員よりも稼ぐことができる
そんな派遣介護士という働き方は、処遇改善がまだまだ進んでいない介護業界では最強の働き方だとボクは断言できます。
あなたも転職の選択肢に入れてみる価値は十分にあるのではないでしょうか?
ただし、あなたが無資格の状態でブラック介護施設からの脱出(転職)を考えられている場合は、きらケア介護派遣よりもかいご畑がオススメです。
かいご畑についての詳細はコチラの記事にまとめてありますので、読んでいただけると理解が深まります。
かいご畑をオススメする一番の理由は、自費ならば10~20万円もの費用が必要となる「実務者研修」が無料で取得できてしまう制度=キャリアアップ応援制度があるからなんです。
しかも、働き先を紹介してもらえて、仕事をしながら実務者研修を取得できてしまうため、生活費に困ることもありません。
2重に経済的負担を削減できてしまうかいご畑は、無資格での介護業界転職組にはめちゃくちゃ心強い味方なんです。
人手不足の介護業界では無資格でも経験があれば転職先には困りません。
ですが、より高待遇でホワイトな職場で働く確率を高めるには、実務者研修を持っているに越したことはありません。
それでは、ブラック介護施設で働き続けることは社会悪でしかない明確な理由を具体的に解説していきたいと思います。
まじめで頑張り屋さんの、心身ともに疲れ果てている介護士の方ほど読んでいただきたいと思います。
なぜ介護士がブラックな職場で働き続けることは社会悪でしかないのか?
結論:「人」は本当に困らないと現状を変えようとは思わない。
からなのです。
「は?何を言ってるの?」と思われたでしょう。
そんなあなたに具体的に解説します。
ここでの「人」とは国(政府)・施設経営者を指します。
つまり、安い給料・サービス残業当たり前・有休休暇もろくに取れないようなブラックな環境でも我慢して働いてくれる介護士は、国(政府)・施設経営者からしたら非常に都合のいい存在でしかないのです。
なぜなら介護士の立場に立った、介護職の重要性・存在価値を認め、社会的評価が高くなるような「真の処遇改善」を行わなくても、ブラックな環境で働いてくれる介護士がいる限り「ま、無理して処遇改善(待遇改善)に力を入れることもないか。適当にやっとくか」という考えを国(政府)・施設経営者はしてしまうからなのです。
国(政府)や施設経営者はできる限り「お金」を使いたくはないわけですからね。
厳しい言い方をしてしまえば、ブラックな環境に耐え一生懸命に働く常勤介護士の存在こそが、介護士の真の処遇改善を遅らせ、社会的地位を低くし続け、介護士の人手不足を加速させてしまっているのです。
あなたのボランティア精神・奉仕の心は、国(政府)や施設経営者に無残に喰い荒らされるだけなのです。
ブラックな職場を介護士は最速で退職すべきなのです。
退職者が続出してブラック介護施設は極限の人手不足・運営困難になり、潰れてしてしまえばいいのです。
ブラック介護施設は日本社会の害悪なのですから。
「そんなこと言っても、ブラックな介護施設でもなくなった高齢者の方々が困るでしょ?」
いいえ。
むしろブラック介護施設が潰れてしまえば、ホワイトな介護施設に移れる可能性が出てくるので高齢者の方にとってもプラスになるのです。
ブラックな介護施設では質の高い介護サービスが行われるはずがありません。
なぜなら介護士の待遇が最悪なのに、そこで高齢者の方のお役に立てるように働こうとは思わないからです。
ブラック介護施設という存在は介護士だけではなく、高齢者の方々にとっても「悪」でしかないのです。
ブラック介護施設で働き続けるということは、介護士であるあなた自身の人生をムダにするだけではなく、高齢者の方々が安心して安楽に過ごす老後をも踏みつぶしてしまうのです。
ブラック介護施設が潰れまくってようやく、国(政府)は「このままでは本当にまずい」と気づくのです。
そうならない限り国(政府)は真剣に介護士の立場に立った、「真の処遇改善」をおこなうことはしないでしょう。
なぜなら「人は本当に困らないと現状を変えようとは思わない」からです。
国(政府)は介護士のイメージアップで人手不足を解消しようとしてきましたが、ムダな努力でしたね。
絶対に成功するわけがありませんよ。
なぜなら人はイメージでは生活していくことはできないからです。
根本的な賃金・待遇面の改善をしない限り、日本の介護業界は破滅に向かってまっしぐらでしょう。
EPA?外国人介護士?絶対に成功しませんよ。
そう言い切るには明確な理由があります。
日本語は世界一難しい(アメリカ国務省による「外国語習得難易度ランキング」では、日本語は最高難易度の「カテゴリー5+」に認定されていて、このカテゴリーに認定されているのは「日本語のみ」です)からです。
その最高難易度の日本語をもの凄い努力をして一から学んで、介護の現場で安い給料でこき使われるベトナム・インドネシア・フィリピンなどの外国人介護士の方々が多く集まるわけがありませんし、長く働き続けるはずがありません。
介護士の仕事はボランティアではありません。
神様仏様のような奉仕の心など必要ありません。
あくまで仕事・労働なのです。
労働量にあった対価をもらうべきですし、そうやって働くべきなのです。
サービス残業上等・有休なんて使いませんというような、「ボランティア精神・奉仕の心」に洗脳されてしまっている、頑張り屋さんのキラキラ系常勤介護士の方ほど、短期間で辞めてしまったり、介護業界から去って行ってしまいます。
短期間だけ一生懸命頑張っても介護の仕事を続けないのでは意味がありません。
介護の現場では一定水準の介護サービスの質を保ちつつ、末永く働き続けてくれる介護士が必要なのです。
ブラック介護施設に直接雇用され、経営者の都合のいいように安い給料でこき使われ、心身ともに疲れ果てている常勤(正社員)介護士のあなた。
あなたの頑張りは残念ながら介護士の処遇改善を遅らせ、介護士の社会的価値を低め、介護業界の進歩を遅らせる「社会悪」という行為なのです。
ブラック介護施設の経営者はあなたの人生を搾取し続けます。
あなたが心を病もうが、体を壊そうが関係ありません。
そんなところで働いて、なおかつその頑張り・努力が社会悪への加担につながるなんて……最悪すぎると思いませんか?
介護士を使い捨てとしか考えていないブラック介護施設の特徴
「確かに忙しくて有休もとれないけど、どこでも同じようなもんじゃないの?」
と思ってしまっているあなた。
介護士=サービス残業・有休消化できないのは当たり前という、社畜精神に洗脳されていますよ。
ボク自身も2年ほど超が付くほどのブラック介護施設(老健)で働いた経験があり、現在は派遣介護士としてホワイトな環境の有料老人ホームで働くことができています。
ブラック・ホワイト双方の介護施設を経験したとから、「これはブラックな環境だから転職を考えるべき」という条件をまとめてみました。
- サービス残業が一月に30時間以上ある
- 求人広告料にやたらお金をかけている
- 利用者の方からの暴言・暴力・セクハラは「仕事なんだから我慢しなさい」といわれる
- 体調が悪くても代わりの職員を「自分自身」で見つけないと休むことができない
- 施設長や事務長・看護部長が高級外車・高級時計を複数所有している
- 運営陣が理想だけ高く現場の現状を顧みない
- 運営陣がボランティア精神・奉仕の心などをやたら口にする
- 有休が消化できない
- 利用者の方の転倒・転落・誤嚥・誤飲などの事故がやたら多い
これらのブラック介護施設の「普通」がいかに普通ではないということを、あなたの洗脳が解けるように解説した記事はコチラになります。
https://black-kaigo.net/2019/02/11/syatiku-sennou/
超・超高齢化社会である日本において介護職は絶対的に必要であるのに、まともな処遇改善をまったくしてこなかった国(政府)の無責任さのおかげで、ブラックな介護施設・事業所が数多く存在することは確かです。
ですが、「このままじゃいかん!高齢者の方が浮かばれないし自分たちの老後も心配だ!」という強い志を持たれた方々が、着実に介護の現場のホワイト化を進めているところが存在することも事実なのです。
「介護業界=ブラック」
と思考停止をしてしまっていては、永遠に搾取され消耗し続ける最底辺介護士のままです。
介護士として稼ごことができるだけではなく、自由度が高い「派遣介護士」という働き方があることを知っていただきたいと思います。
真の処遇改善がなされるまで「派遣介護士」という働き方が最強な理由
2025年には38万人もの介護職が不足するという現実を突きつけられ、ようやく国(政府)は重過ぎる腰を上げて介護士の処遇改善に着手をし始めました。
しかし、あなたもご存知のように、「どこが改善されたの???」と思われるような、見当違いというか、現場をまったく見れていないというか、実感のまるでわかない処遇改善しか行われていないのが現状です。
常勤(正社員)の介護士の給料が他職種並みに上がり、社会的に評価を得られるような「真の処遇改善」が行われるのは、残念ですがまだ先のことでしょう。
こんな現実からボクがとった戦略が、真の処遇改善がなされるまで「高い時給+自由度の高い」派遣介護士としてガッツリと稼ぎながら、ストレスの低い環境で介護士としての経験を積み続けるという方法です。
派遣介護士として働くメリットをザックリと説明しますと、
- 高時給で職場によっては正社員よりも稼ぐことができる。
- 「この職場は嫌だ!」と思ったらすぐに次に移れる。
- 基本的にサービス残業はない。
- 各種委員会や居室担当などの責任を負う必要がない。
- フロアミーティングや行事に参加する義務がない。
- 自分自身で稼ぎたい額を決められる。
- 有休が確実に消化できる。
- 面倒くさい人間関係(派閥など)に巻き込まれない。
- 施設に直接雇用されていないため意見・要望を言いやすい。
- 問題が起きても派遣会社が守ってくれる。
ということになります。
このような牛丼メガ盛り級のメリットだけではなくデメリットがあることも事実なので、派遣介護士のリアルについて詳しく知りたい方はコチラの記事をお読みください。
さいごに
ブラックな環境で我慢して介護士として働き続けてしまうことは、あなたの人生をムダに消耗させてしまうだけではありません。
介護業界の改善を遅らせてしまうという社会悪な行為なのです。
あなたの我慢や努力が不毛なものにならないためにも、ブラック介護施設は最速で辞めてください。
超・超高齢化社会を突き進む日本社会においては、経験のある介護士は貴重な存在です。
転職先に困ることはまずありません。
情弱(情報弱者)が絶対的に損をして、搾取され続ける人生を送らなくてはならないという現代の情報化社会。
派遣介護士という高時給でガッツリと稼げて自由度の高い働き方があることを知ってください。
ボクは派遣介護士として働いて4年目を迎える40代のオジサンですが、結婚をして家庭を持ち、共働きですが安定した毎日を送ることができています。
そして介護職として生きていくための未来もしっかりと考えています。
ブラック介護施設に常勤介護士として直接雇用され、運営陣の都合のいいようにこき使われ、搾取され続ける人生に明るい未来はありません。
介護業界では常勤介護士にこだわるメリットはまだまだ少ないという現実に気づいてください。
「でも、退職したくても辞めさてもらえないんだよ……」という悩みを抱えているあなたは、退職代行というものがあることを知ってください。
退職代行サービスを使えば、お金はかかってしまいますが「面倒な退職手続きをいっさい丸投げして」「即日退職」することが可能なのです。
「退職しても、次の職場を探すのが面倒だし、ホワイトな職場を探せるかどうかもわからないし……」
という不安を抱えている方は、介護職専門の優良派遣会社・転職支援サービスがあることを知ってください。
この記事ではボクが実際に5つ以上の派遣会社に登録し、20以上の転職サービスについて徹底検証した結果をまとめています。
介護業界は鉄板の売り手市場状態にあります。
経験のある介護士ならばどこの施設でも大歓迎です。
地方に住まわれてい激安の給料で激務に耐えている介護士の方ならば、東京の介護施設に進出して自由度の高い働き方でガッツリ稼ぐという方法がお勧めです。
介護業界はこれからまだまだ伸びていきますし、徐々にですが改善されていくことでしょう。
もう一歩だけ踏み出して、あなたの人生を明るく豊かなものに変えてみませんか?
【厳選】優良派遣会社・転職サービスbest3
1位★★★:きらケア介護派遣 2位★★:かいご畑 3位★:ハートフル介護士 |